2009年2月12日木曜日

BIOSアップデート用FreeDOS on USBメモリーの作り方

今時のBIOSアップデートはWindowsからアップデートツールを使用して行なうのが常だが、Windowsでない環境ではアップデート用のFDを作ったりしなければならず、どうにも不便極まりない。しかも、所有しているマシンにはCDドライブやFDドライブが付いていないものが多くて困り果てていた。こんなときはUSBメモリーから起動し、そこからBIOSのアップデートを行うのがとても便利だ。私はFreeDOSをアップデート用に愛用している。

今までは、FreeDOS入りのUSBメモリーは、HPが配布していた「HP USB Disk Storage Format Tool」を使って作成していたが、最近は配布が終了しているようだ。怪しいサイトではコピーが配布されているが、さすがに使う気にはならなかった。
しかたがないので、新たなツールを物色していたところ、HP USB Disk Storage Format Toolと同じツールが配布されていた。
どうやら以前のツールの後継でFreeDOSとアップデートツールを同時にコピーするようだ。

ROMPaq for HP Notebook System BIOS (68PSU) - FreeDOS Bootable Media
http://h50222.www5.hp.com/support/FZ637PA/more_info_soar_ob-67814-1.html

上記のツールで作成されたFreeDOSにはCommand.comが入っていないので、FreeDOS本家よりCommand.comを入手してUSBメモリーのトップディレクトリーにコピーする。同時に、BIOSアップデートツールもインストールしておく。あとはUSBメモリーから起動して、シェルを選ぶプロンプトにてCommand.comと入力する。これで、DOSのコマンドプロンプトが表示される。

マザーボードがIntelの場合は、この後、「iflash /p BIOSNAME.BIO」を実行しアップデートを行なう。このとき、チェックサムエラーが発生してアップデートに失敗する場合は、/nrオプションをつけて再起動を抑制するとたいていの場合は成功する。

なんだかんだ言ってBIOSのアップデートはリスクが大きい。アップデートに失敗すると、最悪、マザーボードがお釈迦になるためだ。できればやりたくないのだが、システムの安定動作には不可欠だったりするわけで、悩ましいとこだ。

0 件のコメント: