2009年6月15日月曜日

Interop Tokyo 2009に行って来た

Interop Tokyo 2009とRSA Conference 2009の展示会に行って来た。今年は6/10, 6/11, 6/12の3日間で、130,000人(主催者による発表)の来場者があったそうな。最終日の午後に行ったのだが、混雑と暑さで3時間程度でヘトヘトになってしまった。

セキュリティ関連の展示で各社が積極的にプッシュしていたのは、電子メールの暗号化&管理ツールとログの管理ツールだった。各社ともコンプライアンスの観点からこられのソリューションをプッシュしており、J-SOXやPCI-DSSの関係で需要が伸びてきているそうだ。また、ワンタイムパスワードトークン関連の製品も少しだけ展示されていた。

個人的に興味を引いたのが、株式会社インターネット総合研究所PHYSECという製品。この商品は光通信量子暗号方式Y-00, AlphaEtaというのを使って、光ファイバー線の物理層レベルでの暗号を行うものだった。ファイバーに通る光に雑音みたいなものを添加して、光ファイバーを通る光自体を読み取っても通信内容が分からないというしくみらしい。今のところは開発段階で、米国のNuCrypt社と共同開発(?)をしているらしい。市場に出るのは少なくとも数年は先になるそうだ。
ちなみに、展示されていたNuCrypt社のプロトタイプには、「Bob」と「Alice」というコネクタがあって、暗号ネタ的に笑えた。

後は、仮想化、10Gbitイーサネット、WiMAXの展示があったくらいで特に目新しいものは無しでした。

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