実は死んでいました前回の投降からずいぶんと日が開いてしまった。ブログから離れていたのは、仕事の量が(無駄に)多かったのと、その所為で精神的にダウンしたこと。「PCなんて触りたくもねぇ」って感じになっていました。いや、実際に家では全く触らなかったんだけどね。今は仕事も一段落しています。
ちなみに体重は10キログラムも増えました。元に戻には1年くらいかかりそう。BMIは25を超えたので、「準肥満」って奴に分類されてしまった!
死んでいた理由この3ヶ月を振り返ってみると、実際の業務量はそこまで多くないのに、異様に体力と精神力を消耗していたことに気付いた。体力的にも精神的にも落ち着いてきた今では、苦労した理由が明確になってきた様に思える。思いつく限りに並べてみると、
- 兼任が多すぎること
プロジェクトマネージャーとソリューション営業と開発者を全て兼任した。 - 初めての職種が多かった
プロジェクトマネージャーとソリューション営業は初めての経験だった。
開発よりもPMと営業の負荷が高かった。実際、これらの負荷が減った時期は順調でした。
- 初めての作業に対するフォローアップ体制の欠如
初めて行なう職種なのに、適切な教育が行なわれなかった。請負契約?それっておいしいの?って状態からのスタートでした。見積作成なんか、社内で何度もやってるだろうに、業務のフロー化がされていないので、何をしていいかサッパリ解らない。完全にゼロからのスタートでした。
- 納期がクソ短い
見積作成に4日とか。ダイナミックなスケジュールでした。
つまり、業務が個人に依存しすぎていて、適切な指導が行なわれない状態で実戦に投入されたってこと。そんなこんなで、適応障害を発症し、精神科に片足を突っ込んじゃったりした。
死んでみて学んだ事会社の業務が個人に依存することの危険性を、身を以て体験した。技術系のネタなら技術書を読めば習得できるが、会社特有の仕事のやり方は市販の本では習得できない。こういったものはフロー化して情報システムとして作り込むなり、マニュアル化して研修するなりして、効率よく新人に伝授する方法が必要だと思う。(というより、やって当然だと思う。それが無い状態で前線に投入するのがおかしいだろ)
また、個人の中にあるノウハウを適切に伝授することの重要性を実感した。個人の中のノウハウは、ある結果を得るための過程で蓄積される。ある仕事の結果をナレッジベースで管理する事は多々あるが、その結果を得るまでの道筋が残っていない事が多い。そういったノウハウを集約・整理して共有することが、後に続く者の能力を高め、ひいては長期的な視点で見た場合の会社の能力を上げる事に繋がると思う。しかし、個人の中のノウハウは、文書化できないことも多いので、とても難しい課題だと思う。(他の会社はどうやっているんだろう)
今回の苦労は色々と考えさせられた。私は個人依存を極力減らし、情報の見通しを良くするように努力したいと思う。