- WDSを実行するサーバーは、ドメインのメンバーサーバーか、ドメインコントローラーになる必要がある。ドメインコントローラーになる場合は、ADDS, DNS, DHCPをセットアップする必要がある(面倒だ!!)
- 用意するイメージは2つ。標準で用意されているのは以下の2つ。
インストールイメージ:Windowsのインストールディスクの\sources\install.wim。Windowsのインストーラーのイメージ。
ブートイメージ:Windowsのインストールディスクの\source\boot.wim。Windows PEのイメージ。 - Windows PEにドライバを組み込んだり、インストールを完全に自動化する場合は、Windows Advanced Installation Kit (AIK)を使う。MSからダウンロード可能。
- PXE bootでセットアップしたマシンは自動的にドメインのメンバになる。(余計なお世話だ!)
実際にPXE bootでインストールする手順は以下の通り。
- インストール対象のマシン(以下クライアント)がPXE BootのDHCPシーケンスでIPアドレスを入手。
- クライアントがWDSを実行するマシンから、TFTPでpxeboot.comをダウンロード
(その後、タイミング良くF12キーを入力しないと先に進まないので注意!!) - クライアントがWDSを実行するマシンから、Windows PE(下記、boot.wim)をダウンロード&起動
- クライアントで、WDSの動作するサーバーのユーザー名&パスワードを入力。これはCIFSでインストールイメージをマウントするため。
- あとは、普通のインストールと同じ。
WDSは他にも色々なオプションがあって便利と言えば便利なんだが、ADDSの環境が必須になる点やセットアップしたOSがドメインに参加してしまう点(AIKでカスタマイズすれば回避できるかも)などは不便を感じた。単なるCD-ROMの代替として考えているならば、ちょっとお勧めできないかも。
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